メルマガバックナンバー:2026/1/23

解体用機械の運転資格|未来へつなぐ解体現場

こんにちは!コベルコ教習所です。
年が明け一層と冷え込みが続く時期ですので、体調管理と日常行動の徹底にて本年もよろしくお願いいたします。

こうした節目の時期は、基本動作や安全確認をあらためて見直すことが大切です。今月は「車両系建設機械(解体用)」をテーマに、壊すだけではなく解体現場を支える機械の種類、必要な資格・教育についてご紹介します。
ぜひ日々の作業の理解を深めるきっかけとして、また、業務に従事されていない方も解体作業を新しく知る機会としてご覧ください。

車両系建設機械(解体用)機械とは?|主な種類と機能

関連するお仕事をされていない方でも、街中の工事現場などで一度は見た事があるのではないでしょうか。
多くの解体用機械でベースとなる油圧ショベルの先端に取り付けられる「アタッチメント」を交換する事でその目的を果たすものです。
解体用機械にも種類があり、以下4種類に分類されます。

  • ブレーカ…コンクリート、岩石などの破砕に使用する。
  • つかみ機…木造家屋の解体用。解体物をつかみ、トラックへの積込み作業に使用する。
  • コンクリート圧砕機…鉄筋コンクリート造のビルなどの解体に使用する。
  • 鉄骨切断機…鉄骨造のビルなどの解体に使用する。

一見するとどれも似たような形状をしていますが、実は解体する対象物によって使い分けがされているのです。
これらの機械を安全に扱うには、作業内容に応じた資格・講習の修了が欠かせません。 次のパートでは、車両系建設機械(解体用)に必要な資格について整理します。

解体用機械の運転にも資格や教育が必要です!

車両系建設機械(解体用)を運転するには、法令で定められた資格取得または特別教育の修了が必要です。解体作業は、重量物の取り扱いや構造物の崩落など、特有の危険を伴うため、正しい知識と技能が求められます。
では、資格区分はどのように決められているのでしょうか?

具体的には下の表の様に「機体質量」により必要な資格などが区分されます。機体質量が3トン未満の場合は「特別教育」を修了していれば運転できますが、機体質量が3トン以上の機械を運転する場合は「技能講習」を修了し資格を取得する必要があります。

分類 機体質量3トン未満 機体質量3トン以上
車両系建設機械(解体用) 技能講習修了者
特別教育修了者
技能講習修了者

※注意点として…車両系建設機械(整地等)関連の講習を修了していても、解体用機械の運転はできません。

~機体質量って?~

機体質量とは、車両系建設機械から作業装置を取り除いた本体の乾燥質量(燃料、作動油など運転に必要な物質が入っていない質量)をいいます。
右の図が「機体質量」のイメージです。

壊すだけじゃない!解体は未来をつくるリサイクルの第一歩

解体作業は「壊すだけ」と思われがちですが、実は資源を再利用するための重要な工程でもあります。 建物を解体すると、鉄骨、コンクリートなど大量の廃材が発生します。これらを次に活かせる資源として扱えるかどうかは、解体の進め方や現場での判断によって大きく変わるのです。

解体で出る主な廃材と再利用

鉄骨や金属類は製鉄原料に、コンクリートは再生骨材として道路や基礎材に、木材はチップ化して燃料や資材として再利用されます。
解体は、ただ壊して終わりの作業ではありません。資源を未来につなぐための、最初の一歩なのです。資源を無駄にせず、次へつなぐためにも、解体作業は一つひとつの工程を丁寧に進めることが大切です。そうした積み重ねが、現場の安全を守ることにもつながっていきます。

ご自身と、共に働く仲間を災害から守るためには、正しい知識の習得が必要不可欠です。
コベルコ教習所では、全国の教習センターで車両系建設機械(解体用)に関する講習を開催していますので、ぜひ受講をご検討ください。