従来の座学や映像学習とは異なる体感型教育

労働の現場では、転倒、飛来・落下、はさまれ、巻き込まれ、感電などさまざまが労働災害が発生しています。
令和5年の労働災害発生状況では、死傷災害数(死亡災害及び休業4日以上の死傷災害)は、全産業で135,371人、商業などの第三次産業を除くと製造業が最多の27,194人で、死亡者数は、全産業で755人、第三次産業と製造業よりも建設業が多く223人でした。製造業、建設業、第三次産業の数値が目立ちますが、全ての産業で多くの労働災害が発生していることがわかります。
「令和5年における労働災害発生状況(確定)」厚生労働省 https://www.mhlw.go.jp/bunya/roudoukijun/anzeneisei11/rousai-hassei/xls/23-16.xlsxをもとに作成
「危険体感教育」は、労働災害の危険性を座学だけでなく、実際に身体を使って安全かつ効果的に疑似体験することで、危険に対する感受性や予測能力を高めることを目的とした教育です。単に「これは危ない」と説明を聞くだけでなく「この状況では、こんな危険が潜んでいて、もしこうなったら、こんな怪我をする」ということを身体で感じることにより、より深く危険を認識し、安全行動への意識を高める効果があります。
なぜ体感型教育なのか?
従来の座学中心の教育では知識として理解はできても、実際に危険な状況に直面した際の適切な判断や行動に結びつきにくい、という課題がありました。対して体感型教育では、この課題を解決するために以下のような効果をもたらすことができます。
- 危険感受性の向上
実際に危険を体感することで「ヒヤリ・ハット」が事故につながる可能性を肌で感じ、危険を察知する能力が向上します。 - 危険予測能力の育成
シミュレーションを通じて潜在的な危険を見つけ出し、それがどのように事故につながるかを予測する力が養われます。 - 安全行動への意識向上
危険な状況を体験することで「自分事」として安全の重要性を認識し、安全ルール遵守や保護具着用の意識が高まります。 - 経験の共有と伝承
ベテラン作業員が持つ「危険を避ける勘」を、若手作業員にも効果的に伝えることができます。 - マンネリ化の打破
一方的な座学形式ではなく体験型であるため、参加者の興味を引きつけやすく、教育のマンネリ化を防ぎます。
労働災害防止のための次の一手として、ぜひご検討ください。
危険体感教育(3時間)
労働災害の型に合わせた災害事象を装置を用いて安全に体験します。
受講料:13,000円/1名様(税込)
定 員:1開催20名様まで

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