熱中症から身を守るために

熱中症予防労働衛生教育

熱中症は誰もがかかる病気!
 熱中症と聞いてどのような人が発症すると想像するでしょうか?高齢者や若年者を思い浮かべる方が多いのではないでしょうか?
熱中症を発症する人は圧倒的にこれらに該当する人が多いため現役世代にはあまり関係がない病気だと誤解されがちですが、そんなことはありません。誤解されやすいのが熱中症の怖いところでもあります。
 屋外で働く人は長時間炎天下で作業を行うのだから屋外で働く人だけが熱中症対策を行えばいいのでしょうか?実は屋内での作業も屋外と同様とても危険なんです。熱中症の危険性を軽視し「自分は大丈夫」「熱中症になるほどではない」といった思い込みから手当てが遅れて重症化するケースも少なくありません。熱中症の手当てが早ければ回復するはずなのに対処が遅くなって重症化し最悪の場合、命を落とすこともある危険な病気であるという認識を持つ必要があります。

職場における熱中症による死傷災害が増加
 厚生労働省の発表では、2018年度の職場における熱中症による死亡者数は28名で、前年度に比べ2倍に増加し、熱中症による年間の死傷者数は近年400~500人台であったが1,000人を超えたのは、過去10年間で最多となっているとのことです。
(厚生労働省Webサイト:平成30年「職場における熱中症による死傷災害の発生状況」(確定値)を公表します

職場の仲間にこんな症状が現れたら要注意!
 熱中症の症状はステージで表現されます。病気の進行状況に応じた対処を的確なタイミングで取ることが重要です。

 主な症状
 ①めまいや顔のほてり
 ②筋肉痛や筋肉のけいれん
 ③体のだるさや吐き気
 ④汗のかきかたがおかしい
 ⑤体温が高い、皮膚の異常
 ⑥呼びかけに反応しない、まっすぐ歩けない
 ⑦水分補給ができない

熱中症の正しい知識を習得して職場の仲間を危険から守る!
 熱中症に対する正しい知識、対処法を知っていれば重症化を防ぐことができます。また応用が利くため職場だけではなく家族や職場以外の大切な人の身を守ることもできます。熱中症に対する正しい知識を私たちといっしょに習得して職場の仲間が安心して仕事に励むことができる職場環境づくりを実現しませんか?

講習時間は3.5時間

分かりやすい図解とテキストを使用して講習を行います。
◆熱中症を知る
発症のメカニズム、分類や症状など熱中症について学びます。
◆対策・予防法を知る
未然に防ぐ為の対策、発症した場合の処置方法などを学びます。

こんな方にオススメ!
◎暑熱現場で働く方◎一般作業を行う方◎職長、管理者の方



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